日本でもおなじみのカルボナーラは、イタリアのローマが発祥と言われています。
ローマのあるイタリア南部の方面では、カルボナーラにはグアンチャーレという豚の頬肉(豚トロ)を使います。
そして北部はパンチェッタという豚バラを使います。
こちら、スーパーでよく買うパンチェッタで、2ユーロくらい↑
このパンチェッタは、パンチェッタ・アッフミカータ(Pancetta Affumicata)という薫製されたもので、パンチェッタにはドルチェ(Dolce)という薫製されていないものも。
この使い分けは、好み。だそうですw
我が家では、このパンチェッタをカルボナーラにも使いますが、今日はグアンチャーレで本場の味に挑戦!
クリーム系パスタに合うグアンチャーレは脂肪が多い
こちらがグアンチャーレ。
スーパーで買える手軽なもので、パンチェッタもそうですが、すでにキューブにカットされています。
これも2ユーロくらいだったでしょうか?
イタリアのお肉たちは、こんな感じで2分割できるタイプが多いです。
え。商品パッケージのパスタはカルボナーラじゃないんですけどw
裏返してみると・・・
あ、あぶら〜!!
でもこの脂身の多さが、カルボナーラのクリーミーな風味に合うのだとか。
グアンチャーレを炒めるときは油なし
まあ正直、脂身の多さにちょっと戸惑いましたけど。
これだけ脂があるので、グアンチャーレを炒めるときはオイルは必要ありません。
使うチーズはペコリーノ・ロマーノ
あれ?
なんとなく使う肉が違うのは知っていましたが、チーズも違ったのですね。
本場ローマのカルボナーラには、ペコリーノ・ロマーノというチーズを使います。
これもスーパーで売っていて、1.6ユーロほど。
かわいい商品パッケージです!
ペコリーノ・ロマーノとは、イラストの通り羊の乳のチーズで、塩分が多く使用されているのが特徴です。
長期間保存するためのもので塩気が強いので、細かくして食べるチーズ。
パルミジャーノ・レッジャーノも使われる
我が家にはパルミジャーノチーズしかなかったので、こちらで代用しました。
代用といっても、実はパルミジャーノもカルボナーラにも使われるチーズの1つです。
厳密に本場ローマのカルボナーラと言うならば、グアンチャーレ・ペコリーノチーズ・卵・黒こしょうとなります。
生クリームを使わないのが、本場の味!
この上に茹でたパスタを乗せて、混ぜて完成!
グアンチャーレだと、パンチェッタより塩気があっさりめなのかな?
それかパスタを茹でるときの塩の量が少なかったか・・・・・
でも普段と塩の量は変えてないので、だとしたら塩気の強いペコリーノチーズの方が合うと思います。
使うパスタはスパゲッティ
以前ローマで食べた、本場のカルボナーラ。
日本ではフェットチーネのような太めの麺を使うこともありますが、イタリアのカルボナーラは、スパゲッティを使うのが一般的です。
しかも、ちょっと太めなスパゲッティですね。
カルボナーラのようなクリーム系は太めのスパゲッティがおすすめとのこと。
(麺より何より、盛り付けのセンスの差w)
友人にもらったAFELTRA(アフェルトラ社)の太めのスパゲッティもあるのですが、今回使ったのは、イタリアの台所の定番バリラNo.5です。
比べるとこんなに太さが違います!
個人的にはカルボナーラでも、バリラNo.5くらいの細さが好きですねw
イタリアのパスタについては別記事で紹介しているので、興味のある方は見てみてください。
関連記事 イタリア人に聞く!一般家庭で選ばれるパスタのメーカー3選
カルボナーラは、少ない材料でさっと作れるので、我が家でもよく登場します。
結局、いろいろ本場と違うカルボナーラでしたが味は完璧。おいしかったですよ〜
どの食材もすべてイタリアにある普通のスーパーマーケットで購入しました!
日本でもグアンチャーレは買えるので、ぜひ試してみてくださいね!
コメント