イタリアの旧国有鉄道トレニタリア(Trenitalia/写真左)と並んで、イタリアの鉄道を支えているのが民間企業イタロ(.Italo/写真右)です。
イタロは列車のフェラーリとも言われており、その美しいデザインと、車内は全席が革シートという鉄道です。
高級感がありながらも、主要都市をつなぐ豊富な路線とチケットは9ユーロ〜と実は買いやすい価格で、イタリア国内でも人気の鉄道です。
チケットの予約はオンラインで簡単に取れるので、イタロと一緒にイタリア国内を回りましょう!
イタロ鉄道で行けるイタリアの都市
イタロは主要都市を結んでいるので、イタリアを縦断するのにとても便利な鉄道です。
旅の日程にもよると思いますが、旅行者にはボローニャを起点にして鉄道やバスで各都市に回るコースが人気のようですね。
またボローニャからは、世界で5番目に小さいサンマリノ共和国にも行けます。
路線図を見て、まずはプラン作りですね!
イタロ鉄道の路線図
イタリアの主要都市は、その街ごとに特徴があるので、行けるなら全部回りたいところ!
別にボローニャが起点でなくても、ミラノまたはローマを起点にして縦断することも可能です。
今回はイタリア北部を回りたいということであれば、ミラノ起点でボローニャ・フィレンツェ・ベネチアを数日かけて周り、ミラノに戻るというコースでもいいですね。
イタロ鉄道の所要時間
主な都市の所要時間は以下の通りです。
●ミラノーボローニャ 1時間2分
●ミラノーフィレンツェ 1時間45分
●ミラノーベネチア 2時間25分
●ミラノーローマ 3時間5分
●ベネチアーフィレンツェ 2時間
●フィレンツェーローマ 1時間33分
●ローマーナポリ 1時間6分
停車する駅の数などで車両により所要時間が変わります。
詳しくはイタロの公式サイトでご確認ください。
イタロ鉄道のチケットの取り方
イタロはオンラインでチケットの予約が簡単にできます。
また出発日より早めに購入すれば、かなり安いチケットもあるので、旅の日程が決まれば早めに購入するのがおすすめです。
目安ですが、チケットを出発1か月前と直前にチケット取った場合の料金を比べると、1番安い座席グレードで30〜40ユーロは変わってきます。
もちろん安いチケットから売れて行くので、早めにゲットしましょう!
イタロ鉄道の公式サイトへアクセス
まずはイタロの公式サイトへアクセスします。
トップ画面中央上にある①をクリックして、From(出発地)またはTo(到着地)を選びます。
旅程を入力
②に旅程を入力します。
●出発地と到着地
●往復か片道か
●出発日
●出発時刻
●人数
●あればプロモーションコード(Do you have a Promo Code?を押すと、入力できるボックスに変わります)
③を押して検索します。
価格を確認して乗りたい日時を選択
検索をかけた前後の日にちで料金が表示されます。
希望の日にちで、自分の乗りたい時刻の横にある下向き▽(④)を押します。
するとその車両の詳細が表示されます。
プランと座席のグレートを選択
日本の新幹線と同じでイタロにも座席のグレードや、チケットプランがあります。
それぞれ希望のものを選び、交わるところをクリック(⑤)すると黄色くなるので、⑥で決定します。
<表の縦軸がプラン>
●デイリターン(日帰り)/往復日帰りだと最大50%の割引あり
●フレックス/名前・出発日時の変更可能、キャンセル料20%
●エコノミー/名前変更無料、出発日時の変更料20%、キャンセル料40%
●ローコスト/名前変更1ユーロ、出発日時の変更料50%、キャンセル料100%
<表の横軸がグレード>
右に行くにつれハイグレードになります。
●スマート
●コンフォート
●プリマ
●クラブエクゼクティブ
この表の画像からも分かりますが、たまにスマートよりコンフォートの方が安いときがありますw
これはチャンスですよ〜!
こちらがコンフォート席↓
コンフォートはスマートより少し幅広のイスとなります。
なので実はスマートでも十分だと思いますけどね。
全席、コンセントもあります。
ただしプラグはCタイプです。
お忘れなく〜!
また全席指定となりますが、スマートは自動で振り分けられ選べません。
もし座席指定をしたい方はコンフォート以上のグレードを選択してください。
先ほどの画面で⑥を押すと、帰りのチケットの選択になります。
⑦を押して、車両の詳細へ。
⑧を押して黄色くなったら、⑨を押して続けます。
個人情報の入力
個人情報(⑩)を入れます。
●First Name(名/ローマ字)
●Last Name(姓/ローマ字)
は、パスポートと同じように入力します。
●Eメールアドレス
以上は入力必須です。
その下の電話番号〜カスタマーコードは未入力でも大丈夫です。⑪をクリックして次のページへ進みます。
支払い
支払いの前に、必ず情報が正しいか確認を行なってください。
またコンフォート以上の座席グレードの場合は、真ん中あたりにあるイスマーク「Change the assigned seats」を押すと座席変更が可能です。
スマートにはありません。
選択したプランによっては、名前や出発日時の変更に料金がかかることがあります。
もう一度しっかり確認をしてお支払いへ!
ここではクレジットカードによる支払いの説明を行ないます。
必要な情報を入力したら、最後にチェックBOXにチェックを入れて、PURCHASE(⑫)を押して購入となります。
PDFでチケット受け取り
クレジットカードでの支払いが成功すると、最後に予約が完了しましたというページに変わります。
⑬の「Download ticket valid as a receipt」を押すと、このままチケットがダウンロードできます。
印刷して持って行ってもいいですし、このPDF画面を駅員さんに見せるだけでもOKです。
駅構内にも券売機はありますが、できればオンラインで早めに、しかも安く買えるのがうれしいですね。
もしやっぱり日本語のサイトで鉄道チケットを購入したい人は、レイルヨーロッパが日本語対応をしていますので、そちらで購入するといいと思います。
公式サイト https://www.raileurope-japan.com/
私も以前に購入したときのことを詳しくレビューしています。ぜひこちらも参考にしてくださいね!
イタロ鉄道の乗り方と注意点2つ
漆黒の赤がオシャレなイタロ!
トイレもキレイだし、各席にコンセント、Wi-Fiあり、そして飲み物やお菓子などが買えるバーもあります。
ただしイタロに乗る際に気をつけていただきたいことが2点!
1つはスーツケース。
座席上に置けないほど大きなスーツケースは、各車両の間にあるスーツケース置き場におくことになります。
私も何度もここに置いてきましたが、席から見えないので少し心配です。
またホームから車両はかなり段差があります。
さらに2〜3段の段差があって、車内の床レベルになるので、大きくて重たいスーツケースを運ぶ際には十分に気をつけてください。
実際にイタロ鉄道を乗った感想
海外の鉄道で気になることと言えば遅延だと思いますが、今まで何度もイタロに乗ってきましたが、大幅に遅れたことは1度もありません。
遅延のアナウンスを見たときでも5分くらいだったと思います。たまたまだったのかもしれませんが。
ほぼ定刻通りの運行で、車内はとても快適!
チケットが安いときを狙うと、ミラノーフィレンツェが9ユーロなどのローコストチケットも発売されるので、イタロを上手に使いこなして鉄道でのイタリア横断をしてみてくださいね!
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