イタリア・ミラノ観光に！地下鉄と路面電車／トラムの乗り方とチケットの買い方

イタリアのミラノには、さまざまな公共交通機関があります。

地下鉄（メトロ）、路面電車（トラム）、バス、タクシーとありますが、観光での滞在なら、地下鉄＆トラムで十分かと思います。

地下鉄だけで、ミラノのだいたいの観光地は回れます。

最後の晩餐のある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の目の前にはトラムの停留所があったりするので、臨機応変に使い分けてください。

ま、近くの地下鉄の駅から教会まで徒歩4分ですし、ドゥオーモから歩くと20分くらいですけどね。

バスにも乗れると、もっと小回りがききますが、まずは地下鉄とトラムを乗りこなしてミラノ市内散策スタート！

地下鉄・トラム・バスは共通チケット

ミラノの移動に使える、地下鉄・トラム・バスは、どれも共通したチケットとなります。

チケットの買える場所

地下鉄駅構内の自動券売機

どこの地下鉄の駅構内にある自動券売機です。

駅や型によって、設置されている自動券売機が違いますが、操作はどれも同じです。

現金やカードでの支払いが可能です。

自動券売機周辺はスリが多いので、地下鉄構内に入る前に、先にコインを準備しておくといいです。

そんな私はいつもカード派！

コインを出したり、おつりを取ったりと、ゴソゴソしてしまうので、カードでピっと購入しています。

地下鉄の目印は、Mのマークです。

ミラノでは、現在、色分けされたM1、M2、M3、M5の4本の地下鉄が走っていますが、地下鉄への入り口はどれも同じ赤色のMのマークが目印となります。

 

売店（Tabacchi／タバッキ）

日本のキオスクみたいなところで、市内のいろんなところにあり、チケットを販売しています。

コインがない場合は先述した通り、自動券売機で買えないことがあるので、こういう時はタバッキがおすすめ。

ただし額が大きすぎるとお店にもおつりがなかったり、断られたり、10回券の販売がないなど、全てのチケットの種類があるわけではないので、注意が必要です。

また場所によっては英語がダメなところもあるので、売店でチケットを購入する場合は、観光地周辺がいいと思います。

 

アプリ

アプリを使った電子チケット。

観光での数日の滞在であれば、わざわざアプリを入れる必要はないかと思いますが・・・実際、使われているのはあまり見かけたことはないですね〜

アプリを作動させるためにSIMカードはもちろん、支払いにpaypalも必要になりますので、一応こういうチケットの買う方法もあるよということまで。

 

チケットの種類

各種チケットある中で、観光や数日の滞在で使いやすいチケットをピックアップしてみました！

どのチケットも、地下鉄・トラム・バスに乗れる共通チケットとなっています。

1.50ユーロ（90分間有効）

トラムやバスは、90分以内であれば何度でも乗り降り可能です。

分かりやすいように、具体例を書いてみます。

トラムのところは、バスでも利用できます。

NG例①のように地下鉄に2回乗ったり、NG例②のように地下鉄1回トラムまたはバス1回でも、90分以上の利用はできません。

90分（1時間30分）以内の乗り降りがOKなので、降りる時間に気をつけてください。

正直、トラムやバスでは刻印しない人も多いですが、たまに抜き打ちチェックされることもあります。

罰金が科せられますので、ルールは守りましょう！乗車時刻はチケット裏に刻印されます。

※画像は10回券

 

4.50ユーロ（24時間有効）

24時間以内に、3回以上、地下鉄やトラムなどに乗るならこのチケットがおすすめです。

例えば、お昼にチケットを購入して、午後1時に初乗車（刻印時間）すれば、そこから24時間乗り放題になります。なのでこの場合、翌日の午後1時まで乗降可能。

2-days ticket／2日券は、8.25ユーロ

 

13.8ユーロ（1回当たり1.38ユーロ）

ミラノに住んでいるが、そんなに公共交通機関を利用しない方や、しばらく滞在する方が1日何度も乗らないという方などにオススメ。

1回券と仕様は同じで、90分間乗り降り可能（地下鉄は1回のみ）で、回数券自体に有効期限はありません。
でも1回券よりちょっとだけ安くなります！

4回券もありますが、6.00ユーロで1回当たり1.50ユーロなので割引はなしという謎w

 

チケットの買い方

自動券売機の機能は以下のような感じです。

左側のタッチスクリーンで、全てタッチで操作します。

チケットの買い方は、以下の2枚画像で全てまとめてみました！

観光の途中で長くスマホをスクロールするのは大変かな〜・・と。

これからイタリアに旅行や仕事、留学で来る方は、その画像のみスマホなりに保存をして活用していただければと思います。

 

①画面をタッチ（どこでも可）*
②言語を選択（イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語）
③1回券は上の1,50euroで、1日券他は下のUrban ticketsを選択

④「Urban tickets」を押すと、各種チケット表示。買うチケットを選択（1回券もここで買えます）
⑤数枚買いたい場合は、ここの「＋」ボタンで増やす
⑥何かしらの案内が出るので「OK」を押す*

①補足　※チケットの詳細については、「i」ボタンをタッチしてください。
⑥補足　※この画像では「2019年1月1日より、この券売機から購入したチケットには請求書を発行できません。」と表示されています。※また時期によっては「Rho Fieramilano駅 M1までは、この券では行けません」と出ます。最後の晩餐の教会や運河のナヴィリオ地区は、通常の1.5ユーロのチケットで行けます。もしロー・フィエラ（見本市）に行きたい人は片道2.5ユーロでチケットを購入となります。

 

乗り方と降り方

ここでは地下鉄とメトロの実際の写真を使って、乗り方と降り方を説明します。

先ほどゲットしたチケットを持って、地下鉄やトラムに乗ってみましょう。

 

改札または刻印機にチケットを通す

地下鉄であれば、改札口で体の右側にチケット挿入が来るように、緑の矢印の向いている方を通ってゲートをくぐります。

黄色いチケット挿入口へ、チケットを矢印の方向から入れます。

チケットが出てくるので、必ず受け取ってください。

地下鉄の場合は、改札から出る時も改札口でチケットが必要です。

チケットがないとゲートが開かない、または銀色の回転するバーが動かないことがあるので、気をつけてくださいね。

 

トラムの場合も同じです。乗車時に、刻印機で刻印します。

青色の刻印機は電子カードのみなので、紙のチケットはオレンジの刻印機を使います。

すでに地下鉄やトラムに乗って刻印済みなら、2度目は必要ありません。

※地下鉄は毎回同じように改札でチケットを通してください（1日券または2日券の場合）

トラムを降りる場合は、目的地に到着したらそのまま何もしないで降りて大丈夫です。

一応、降車ボタンが車内にあるのですが、みんなあまり押さないです。
押さないからといって停留所をスルーしたことは今まで1度もないですね。

もしかしたら乗る人も降りる人もゼロという状況に遭遇したことがないだけかもなので、降りたい停留所で人がいなければ、降りるボタンを押してください。

バスもトラムと同じように、青とオレンジの刻印機が車内に設定されています。

 

地下鉄の路線図

ミラノ地下鉄は、そんなに難しくはないですが、公式サイトに路線図があります。

路線図はこちら （ATMミラノ交通社公式サイト）

イタリア・ミラノの地下鉄と路面電車／トラムの乗り方とチケットの買い方まとめ

実は私は、超がつくほどの方向音痴ですが、なんとかミラノで生活できています。

あーでもない、こーでもないといいながら移動するのも旅の醍醐味だと思いますが、本日の交通情報が何かの役に立つと嬉しいです。

素敵なミラノ観光を！