ミラノの交通料金が6年ぶりについに値上がりとなりました。
ATMミラノ交通社公式サイトによると、新しいチケットの種類やルールができたようですね。
料金はガラリと変わりましたが、うれしい新ルールもあるようです!
値上がりの代わりにと、どこかで気持ちの折り合いを付けようとする攻防戦ですねw
イタリアのミラノ交通チケットが各種値上がり
ミラノの主な交通手段は、地下鉄、バス、トラム(路面電車)です。
これらが全て乗れる共通のチケットがあり、各種値上がりとなりました。
エリアが9つに分けられ、ゾーンの組み合わせによる28種類の価格設定も開始。
新しいエリアマップはこちら(ATMミラノ交通社公式サイト)
観光地はMi1-Mi3(今まで1.5ユーロで行けた範囲)となります。
今回の値上がりで、大きいもので約1.5倍ほど値上がりになったので、ちょっとビックリしています。
チケット各種ありますが、観光客の方々が使えそうなエリアMi1-Mi3のチケットで、以下まとめてみました。
1回券は1.5ユーロから2ユーロへ
最初の乗車時刻から90分間、地下鉄、トラム、バスが乗り降りできるチケットです。
今まで1.5ユーロで行けたエリアから少し拡大され、2ユーロに値上がりになりました。
観光のお供だった1日券は4.5ユーロから7ユーロに
今まで観光客に人気の1日券は、4.5ユーロでしたが、なんと約1.5倍の7ユーロに。
まぁ1日24時間乗り放題で、4.5ユーロは確かにお得すぎたきかもしれませんね。
10回券は13.8ユーロから18ユーロに
4回券というのがありましたが、今回の更新で無くなったようです。
前回、ミラノの交通事情をまとめたときにも書いたのですが、だって4回券と言えど1回券の料金×4回の料金でしたからね。
4回券もありますが、6.00ユーロで1回当たり1.50ユーロなので割引はなしという謎w
過去記事:イタリア・ミラノ観光に!地下鉄と路面電車/トラムの乗り方とチケットの買い方
買う必要性が見つからなかったし、ややこしいだけなので無くなったのだと思いますw
新登場の3日券12ユーロと1週間券17ユーロ
以前の2日券がなくなり、新しく3日券として登場しました。
最初の刻印から72時間有効となるので、旅行者の滞在日数が増えたのかな?と勝手に想像。
他にも1週間券というチケットもでました。
そのほか1か月定期や1年定期などさらに詳しい情報は、ATMミラノ交通社公式サイトにPDFパンフレットがあるので、そちらをご確認ください。
乗り方やチケットの買い方は同じ
地下鉄、バス、トラムそれぞれの乗り方やチケットの買い方は今までとまったく同じです。
ただチケットの種類などが変わったので、駅構内にある自動券売機の画面が新しくなりました。
むしろ前より簡単になったかも。
買う流れは以下のようになります↓
画面の文字のところだけ拡大したのはこちら↓
Mi1-Mi3の1回券は、最初の画面①左上「Standard tick. Mi1-Mi3 2 euro」です。
1日券や10回券を買いたい人は、①の右上「ATM tickets that include Milan」を押すと、②の画面に切り替わります。
画面②の説明
●Standard Tickets/1回券
●One day tickets/1日券
●Three day tickets/3日券
●Book of 10 tickets n1 Mi1-Mi3/10回券
例えば、One day tickets/1日券を押すと、③の画面に切り替わります。
ここでどのゾーンの範囲の1日券が欲しいかを選びます。
詳しい操作方法や、実際の乗車方法などを別記事でまとめていますので、そちらも参考になさってください。
新システム移行直後は、10回券のBook of 10 ticketsの表記がBokkになっていたりと、英語に誤植が(実は最初の3画面並んだ方はまだBokk表記の時のです)
切り替わったばかりなので、まだまだ問題が出てくるかもしれませんが、今まで通り通常運行しています!
確かに値上げは嬉しくないニュースですが、チケットの種類が増えたり、地下鉄が何度も使えるようになるのは助かりますね。
ただ、ミラノで横行している無賃乗車がなくなれば、ここまでの値上げも必要なかったのでは?とも思います。
バスやトラムでは地下鉄のようにゲートがないのでチケットの有無はわからないし、地下鉄も誰かのゲートが開いた瞬間に一緒にくぐってすり抜ける人もいます。(私もされた経験あり)
新しいチケットシステムが始まり、駅構内や窓口はさらに混み合うのが予想されますので、観光の方々はスリなどに気をつけてください!
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